俳句
ひょんなことから俳句の先生ができて、いくつか作ったので掲載しておく
鮮やかな朽ちることなき餅の花
先生のアドバイス
鮮やかななどの感情の言葉はあまり入れない方がいい。
こういった部分は読者に感じてもらうところ。
短い言葉の中でできるだけ丁寧に描画して、心情を感じてもらう。
反省点
何を伝えたいかが明確化されていないし、文字数を大事に使うこと、季語に意味を持たせることができていない。
空に舞う塵と春待つディスプレイ
先生のアドバイス
「空へ塵」といったフレーズに変えることで2音表現力を上げる余地が生まれる。
反省点
ここらへんの指摘で不必要な表現に音を使ってしまうと表現力が減るという感覚を認識した。
蓬莱で泡沫抄いうつし世へ
先生のアドバイス
場所の「で」は俳句では「に」と書く。
俳句では「で」のような濁った音の助詞はあまり使わない。
感想
伝えてしまえば壊れてしまう気持ちを歌に乗せるなんてなんとも古風で良いじゃないですか。
伝えたいことははっきりと、伝わって欲しいことは曖昧に句にのっけて伝える。楽しい遊びですね。
季語は使わなければいけない関係上、多少無理やり乗っけても違和感が少なく、逆に強調されているような感じがするので、
そこに比喩や暗喩、花言葉等を乗っけると少ない文字で多くの意味を持たせることができて楽しいです。
花言葉には興味がなかったのですが、俳句だとかなり便利なので季語にある花の花言葉くらいは覚えようかな。
月明り色も分からぬ寒椿
先生の俳句自体に対するアドバイス
- ある程度の曖昧さは想像力をかりたてていい
- 近すぎず遠すぎずという糸一本繋がっているような感覚がちょうどいい
- 読み手の想像力が豊かになる作品がいい
- 多作多捨をしなさい
- 違った感性の人と俳句をする方がお互いに良い影響がある